特定非営利活動法人 やまがた絆の架け橋ネットワーク

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台風10号による岩手県岩泉町水害 代表の現地レポート

2016年10月13日

私は9月28日、29日の2日間、岩手県岩泉町の災害ボランティアセンターを通じて現地で活動を行いました。すでに発災から1ヶ月が経とうとしている時期にもかかわらず、被災家屋には大量の泥や土砂が堆積し、復旧作業は全くと言って良いほど進んでいないというのが印象です。

色んな要因があるのですが、道路の寸断が想像を絶する範囲で発生し復旧に時間がかかり、ニーズ調査に入れない地域もありました。
岩泉町自体、盛岡市から2時間の道のりを要するため、移動や運搬に時間がかかること、ボランティアや復旧作業員が宿泊する場所が限られており、人員不足が否めない事・・・。なかでもボランティアの不足は一般家屋の泥出しニーズなどの対応が進まない大きな原因だと思われます。

大きな敷地や家が多くしかも堆積している泥も相当な量があるため、一軒の家のニーズが完了するまで2~3日かかっている状況です。最初に訪問したお宅は床下に50cmの泥がたまっていましたが、床上にも最高で80cmたまっていたそうです。次に訪問したお宅は、高齢のおじいちゃんの一人暮らし、娘さんが嫁ぎ先から戻ってきた時だけボランティアを依頼して作業にあたっているのだそうです。

岩泉町は龍泉洞という国内随一の鍾乳洞のある風光明媚な土地です。是非皆さんのお力でこの自然豊かな山あいの町を復活させて下さい。

一人でも多くの方がボランティアとしてこの地を訪れて頂ける事を願っております。

 

やまがた絆の架け橋ネットワーク 代表 早坂信一

岩泉町で活動する際は

  • 盛岡からは国道455号線で2時間の道のり。盛岡市内に宿泊しての連日参加はちょっと厳しい。
  • 岩泉町内に宿泊する場合、ボランティアセンターで準備した無料宿泊所か、龍泉洞青年旅行村でテント泊または車中泊と考えた方が良い。(宿泊施設は工事関係者や応援の行政職員などで一杯)
  • 他地域から通う場合は宮古市内。場所によっては30~40分で行ける。
  • 災害ボランティアセンターは8:30受け付け。混み合って並ぶような事はない。
  • 汚れてもいい服装で。道具はすべて借りられるので、身の回りのものだけで可。ただし、昼食は必ず持参(災害ボラセンの向かい側がローソンなので、皆さんここで調達しているようです)
  • 作業終了後は町内2カ所の温泉で入浴可(無料)